この記事は5分くらいでサクッと読めるにゃ。
IT系技術者のことを「ITエンジニア」と呼びますが、一口に「ITエンジニア」と言っても、さまざまな種類があります。
- システムエンジニア(SE)
…システム開発を行う(要望ヒアリング・システム設計) - プログラマー(PG)
…システム開発を行う(プログラミング) - Webエンジニア≒Webプログラマー
…webサイトのシステム、webアプリケーションの開発等を行う - マークアップエンジニア(Webデザイナー・コーダー)
…webサイト制作を行う(HTML・CSS・JavaScript) - フロントエンドエンジニア
…webサイト制作を行う(HTML・CSS・JavaScript+PHP・WordPress等)


今回はITエンジニアの中でも、「プログラマー」と「webデザイナー」の違いについて詳しく見ていきたいと思います。
まだどの職種になりたいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
もくじ
webデザイナーとプログラマーの仕事内容の違い
webデザイナー:webサイト制作
プログラマーの仕事内容
プログラマーはさまざまなシステム開発を行います。
具体的には、システムエンジニア(SE)の設計を元に、プログラム言語を用いてプログラミングするのが仕事です。
・・・と言ってもちょっとイメージがしにくいと思いますので、基本的なシステム開発の流れを見てみましょう。
このシステム開発の流れは、「上流工程」と「下流工程」に分類されます。
要望ヒアリング~基本設計:上流工程 →システムエンジニア(SE)の仕事
詳細設計~テスト:下流工程 →プログラマーの仕事
※テストはシステムエンジニア(SE)が行う場合もあります。


webデザイナーの仕事内容
webデザイナーはwebサイトの制作を行います。
こちらも基本的なwebサイト制作の流れを見てみましょう。
プログラマーとの大きな違いは次のとおりです。
- 作るものは基本的にはwebサイトのみ
- デザインを行う(Photoshop/Illustrator)


webデザイナーとプログラマーに必要なスキル
webデザイナー:デザインスキル(Photoshop/Illustrator)・コーディングスキル(HTML/CSS/JavaScript)
プログラマーに必要なスキル
プログラマーに必要なスキルは、言わずもがな「プログラミングスキル」です。
具体的には、Java・Perl・PHP・Python・Rubyなどのプログラム言語のスキルが必要です。
(案件によって使うプログラム言語は異なります。)


webデザイナーに必要なスキル
デザインスキル
Photoshop・Illustrator等を使い、webサイトをデザインするスキルが必要です。ただ単にかっこいいデザインを作れれば良いわけではなく、クライアントの要望に沿い、サイトの目的を達成するためのデザインを作る必要があります。
コーディングスキル
HTML・CSS・JavaScript等を使ってコーディングを行います。デザイナーとコーダーで分業している場合もありますが、デザインを作成するためにも基本的なコーディングスキルは抑えておく必要があります。

webデザイナーとプログラマーの年収
平均年収は、webデザイナーよりもプログラマーのほうが高いです。
プログラマーは高度なプログラミング技術が必要な分、給与もwebデザイナーと比較して高くなる傾向があります。
ただ、webデザイナーもスキルアップすれば年収を上げることは十分に可能ですので、日々研鑽を重ねていきましょう!


webデザイナーとプログラマーの向き・不向き
向き・不向きは一概には言えませんが、やっていて「楽しい」と思えるほうが向いているのは確かです!
よく『プログラマーは地道で、論理的思考が必要』などと言われますが、webデザイナーもサイトの導線設計を考える際やコーディング時には論理的思考が求められますし、地道な作業もたくさんあります。

私の場合、デザインを作ることやAdobe系ソフトを使うのが好きなので、webデザイナーのほうが性に合っていると思っています。
食わず嫌いもあると思いますので、『やってみたら意外と面白い!』ということもあるかもしれません。自分に向いている職種がわからない場合、まずは広く浅く学んでみるのがおすすめです。

webデザイナーとプログラマーの需要
webデザイナーもプログラマーも、どちらも需要はあります!
インターネット自体がまだまだこれから発展する分野だからです。
とは言え、昔よりも求められるスキルレベルは高くなっていますので、webデザイナーもプログラマーも、日々勉強をし続けて、スキルアップしていく必要があります。

webデザイナーとプログラマーのその他の違い
プログラマー:スーツが多い・男性が多い
webデザイナー:私服が多い・女性が多い
プログラマーは、一概には言えませんがスーツの人が多く、男性ばかりの職場もあります。
一方、webデザイナーは、会社にもよりますがラフな格好の人が多いです。また、女性も多いです。


webデザイナーも「フロントエンドエンジニア」なら目指せる!
プログラマーに向いていない人でも、「フロントエンドエンジニア」ならなれる可能性があります!
「フロントエンドエンジニア」とは、HTML・CSS・JavaScriptの他、PHPやWordPressの構築などを担当する人のことを言います。
プログラマーとなると高度なプログラミングスキルが必要ですが、フロントエンドエンジニアの場合、そこまで高度なプログラミングスキルは求められませんし、覚える範囲も狭いです。

フロントエンドエンジニアになると年収もグッとUPしますので、『HTML/CSSコーティングが楽しい!』という方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
webデザイナーとプログラマーの違いは次の通りです。
プログラマー | webデザイナー | |
---|---|---|
仕事内容 | システム開発 | webサイト制作 |
必要なスキル | 多数のプログラム言語のスキル | デザインスキル(Photoshop/Illustrator)
コーディングスキル(HTML/CSS/JavaScript) |
年収 | 428万円 | 357万円 |
その他 | スーツが多い・男性が多い | 私服が多い・女性が多い |
webデザイナーとプログラマー、どちらも需要はある職種です。
どっちになりたいか迷っている場合、まずは両方学んでみて、「楽しい」と思えるほうを目指すのがおすすめです!
また、プログラマーに向いていない人でも、フロントエンドエンジニアなら目指せる可能性があります!webデザイナーからフロントエンドエンジニアにステップアップすれば、年収もグンとUPしますよ♪
ぜひ上記を参考に、なりたい職種を検討してみてくださいね!